2019年8月25日(日)上映作品
1、『まちむすび』清水智紀監督( 10:00~11:27 )
借金取りから逃げる二人の男。
追い詰められた挙句「詐欺でお金を手に入れよう!」と企てる。
しかし、狙いは外れて思わぬ方向へ。詐欺話はどこへやら、商店街に『地域通貨』を導入することになってしまう。
逃げる機会を失ったまま商店街に留まる二人。
悪だくみをする余裕もなく、あっちこっちへ東奔西走。
その姿は次第に、商店街の人々からの信頼を勝ち得ていくのだが・・・
始まりはウソだった。
信頼に応えるか、それとも―――
【キャスト】宇野津達也・宝島涼太・天神祐耶・中島亮・坂本好信・
河野博人・宮本聡美 ・のとえみ・富山商店街の人
【監督・制作総指揮】清水智紀
【脚本】宇野津達也
【編集・撮影】島倉和幸
作品HP : https://fabruarius.wixsite.com/machimusubi
2、『平成30年度少年院映像表現コンクール(入賞作品から)』法務省矯正局( 11:40~12:07 )
福島自主制作映像祭では「表現の可能性を考える」をテーマに、法務省矯正局から協力をいただき、「少年院映像表現コンクール」の入賞作品を上映してきています。
法務省チャンネルより「非行をした少年たちにとって,適切な表現力は,立ち直るための大切な力となります。 平成22年から法務省が行っている本コンクールは,少年院で生活している少年たちに,少年院で学び,考えたことを3分間の映像作品として表現してもらい,優秀作品を表彰することによって,少年たちの表現力と自己肯定感を高めることを目的としています。 平成30年度のテーマは「自己責任」でした。本コンクールの優秀作品は,平成30年11月24日(土)に北海道北見市で開催された第12回アジア国際子ども映画祭に出品され,駿府学園が経済産業大臣賞,佐世保学園が優秀賞を受賞しました。」以下、今回の上映作品リストになります。
優秀作品賞『自己責任バッテリー』駿府学園(静岡県)
優秀作品賞『Change the Future』瀬戸少年院(愛知県)
優秀作品賞『仮面のおもい』佐世保学園(長崎県)
努力賞『僕の初めての自己責任』関東医療少年院(東京都)
努力賞『色とりどりの選択肢』交野女子学園(大阪府)
努力賞『後悔先に立たず』泉南学寮みのり寮(大阪府)
努力賞『本当に分かっていたのに』播摩学園(兵庫県)
努力賞『自己責任』貴船原少女苑(広島県)
努力賞『責人(せきにん)』福岡少年院(福岡県)
3、『バラの恋人』中沢志保監督( 13:05~13:15 )
幼い頃に父が家を出て行ってから、母と二人暮らしをしていたりえ。ある日、母に恋人が出来たという。対面を楽しみにしていたりえだったが、そこに現れた男性は思い描いてた母の恋人とは真逆のひとで…?
【キャスト】 細野谷・季恵 ・高井 純子・上松コナン・奈切 勝也
【監督・脚本・撮影・編集】 中沢志保
4、『エイリアンの恋』鴨井奨平監督( 13:17~13:38 )
大学生の桑野巧は大学院生の吉木ゆかりに恋をしている。しかし桑野は発達障害である自閉症スペクトラム(ASD)を抱えている。それ故、桑野はゆかりに自分の気持ちをうまく伝えられない、かえってゆかりを困惑させ、傷つけてしまう。桑野はどのようにゆかりと向き合えばいいのか、桑野のなすべきことは…。 自身も自閉症スペクトラムを抱える監督が作り上げた、発達障害者による発達障害者のための映画。
【キャスト】能井拓海・小西悠加・松本ふみか・結城莉奈
【脚本・監督・編集】鴨井奨平
5、『ワケあり物件』本田香織監督( 13:40~13:54 )
あるカップルが探し当てた激安物件に住むことになるが、その建物は魑魅魍魎(ちみもうりょう)の住むアパートだった!徐々に明らかになる心霊現象とその幽霊の招待とは!?マジックを映画に取り入れようと試みたホラーコメディ。
【キャスト】マチルダ少佐(Black List)・あーちゃん
(Black List)・サクト・たなか亀五郎・本田香織
【脚本・演出】サクト・本田香織
【監督】本田香織
映像祭ファイナル企画:福島自主制作映像祭リバイバル
6、『喪失デップ』高橋諒監督(14:15~15:05)
ある合コンのつながりで企画された男女6人旅行。連中は旅行中のカップル成立に息巻くが、当日女1人がまさかのドタキャン・・・。テンションの下がった男たちは全員帰ってします始末。急遽取り残された女2人の寂しい温泉旅行がはじまるが、その道中、一糸まとわぬ姿で川べりに横たわる男を発見。一転して旅行は不穏な雰囲気に・・・。映画サークル出身2人の必要最小限スタッフで制作された旅情たっぷりの青春ムービー。
【キャスト】立脇理恵・須藤沙弥香・山段智昭・阿部隼人・倉田英明・秋島和良・佐藤祐一郎・山崎知恵
【脚本・撮影・編集・音楽・監督】高橋諒
第20回横浜映像天国 グランプリ受賞
7、夕日短編四部作第一章『ミックス』松本動監督(15:06~15:36)
主人公の女の子、高峰夕日(5才)は、ある決意をしてその朝を迎えた。夕日は、いつも一緒のウサギのぬいぐるみ、お気に入りのコップ、公園の動物オブジェ、かつての友達たちに無言で別れをすると、旅立つ為に駅へと向かう。しかし、目的地へはどう行ったらよいかわからず彷徨い歩くだけで、途方に暮れてしまう。
そんな夕日を、出勤途中の会社員、田中治(40才)が見掛けて声を掛けるが、夕日は黙ったまま道の先を見つめるだけで、治の問い掛けには一切答えない。困ってしまう治だが、夕日が握る絵を見て、その絵に描かれた場所へ行きたいのだと直感する。夕日の強い眼差しに、治は夕日をそこへ連れて行ってやろうと、電車やバスを乗り継いでの二人旅が始まる。
展望台へとやって来た夕日と治は、そこで絵に描かれた風景を眺める。すると、一言も喋らなかった夕日が、「ここに来たかったの…」と呟く。そして、他にも行きたい場所があり、そこへ連れて行ってくれないかと治は頼まれる。夕日の想い、そしてその先に待っている出来事とは…(HPより引用)
【キャスト】咲音・古澤裕介・正木佐和・平家秀樹・枝川吉範/今谷フトシ
【製作・脚本・編集・監督】松本動
2015年/FullHD/カラー/ステレオ/シネマスコープ/30分
映像祭ファイナル特別上映!
短編映画対決企画「龍vs虎」グランプリ作品
8、『にんげんにうまれてしまった』賀々贒三監督
ひきこもりで家から出られない男。妊娠を報告した途端に彼氏と連絡がとれない女。覚醒剤を買うお金がない女と死にたい男。死体の処理に困った男は友人に助けを求める。6人の運命が絡み合う一晩の出来事。(HPより引用)
【キャスト】藤枝賢、渡邉まり、市原洋、川崎愛、伊藤悌智、美紀翔、高橋一路、他
【監督】賀々 贒三